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冬眠穴を探して

ツキノワグマの棲む森

氷ノ山山麓の森へ。今回はツキノワグマの冬眠穴探しです。




ツキノワグマの棲む森02

氷ノ山周辺のツキノワグマの生息地には急な斜面が多く、ザイルが必要な場面もしばしば。




滝の上の沢

この沢を下ると、高さが数十mもある滝につながっています。
我々は、沢を越えてさらに斜面を登ることにしました。




ツキノワグマの糞

登りきった細尾根の先端のコケの上(写真中央)にツキノワグマの糞が落ちていました。
ここはツキノワグマの世界です。




冬眠穴へ

細尾根を越えて、急斜面を下ります。
この斜面のさらに下には高さ数十mの直壁が待っているので、油断は禁物です。




根返り

50mのザイルを下りきって少しだけトラバースすると、大きな根返りが見えてきました。
このような根返りの下の空洞や、溶岩質の岩の隙間などは、ツキノワグマの冬眠場所として使われます。




冬眠穴

冬眠穴発見!!
根返りの下に奥行き2m弱の穴が空いていました。




ツキノワグマの生息地の急な斜面

このように急な斜面の森は、人間などに邪魔されることなく安心して冬眠できる場所なのかもしれません。
それにしても、実際にツキノワグマの生息地を歩いてみると、その身軽さにいつも驚かされます。

byちゃ太郎
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テーマ : 動物保護
ジャンル : 福祉・ボランティア

プロフィール

人とクマをつなぐ会

Author:人とクマをつなぐ会
さまざまな活動を通して、人とクマが共に安心して暮らせる地域づくりを目指します。

■背景■
豊かな森が広がる兵庫県の北部・中部には、ツキノワグマが暮らしています。しかし、ほとんどの生息地が人の生活圏と隣接していて、ドングリなど山の実りが凶作の年には、クマが食べ物を求めて人里へ出没しています。
そのため、地域の方は人身事故の危険を心配したり、果樹園や養蜂場が荒らされたり、深刻な問題を抱えています。
その一方で、兵庫県に生息するクマは「兵庫県版レッドデータブック」 でAランク(絶滅危惧種)とされていて、保全してゆく必要があります。

■取り組み■
①クマが人里に出没しない環境をつくる

②地域の方へ被害や遭遇を未然に防ぐ方法をお伝えする

③都市部の方にも現状を知っていただき活動に参加していただく

地域の抱える問題が解決していく中で、地元の価値(クマも暮らせる豊かな場所)に、地域の方にも都市部の方にも気づいていただければと考えています。

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