冬眠穴を探して
氷ノ山山麓の森へ。今回はツキノワグマの冬眠穴探しです。
氷ノ山周辺のツキノワグマの生息地には急な斜面が多く、ザイルが必要な場面もしばしば。
この沢を下ると、高さが数十mもある滝につながっています。
我々は、沢を越えてさらに斜面を登ることにしました。
登りきった細尾根の先端のコケの上(写真中央)にツキノワグマの糞が落ちていました。
ここはツキノワグマの世界です。
細尾根を越えて、急斜面を下ります。
この斜面のさらに下には高さ数十mの直壁が待っているので、油断は禁物です。
50mのザイルを下りきって少しだけトラバースすると、大きな根返りが見えてきました。
このような根返りの下の空洞や、溶岩質の岩の隙間などは、ツキノワグマの冬眠場所として使われます。
冬眠穴発見!!
根返りの下に奥行き2m弱の穴が空いていました。
このように急な斜面の森は、人間などに邪魔されることなく安心して冬眠できる場所なのかもしれません。
それにしても、実際にツキノワグマの生息地を歩いてみると、その身軽さにいつも驚かされます。
byちゃ太郎
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